かんたん保険診断

コロナ禍における保険相談の現状と保険ニーズの傾向 ~ マネードクター(株式会社FPパートナー)さんへのインタビュー ~

  • 公開日:2020年11月27日
    最終更新日:2023年07月24日
  • 保険の知識

2023-07-24

https://www.kurashino-okane.com/tips/interview-fpp/

近年、保険の加入や見直しについて、専門のFP(ファイナンシャル・プランナー)に相談できる保険相談サービスの利用者が増えています。しかしこのサービス、相談者とFPが直接対面して話をするため、新型コロナウイルス感染症の拡大以降、サービスの利用に不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、自宅やカフェ等にFP(ファイナンシャル・プランナー)さんが訪問して相談に対応するサービス「マネードクター」を展開している株式会社FPパートナーさんに、コロナ禍での保険相談の現状や新しい生活様式のなかで求められている保険についてお話を伺ってきました。

 

1. お話を伺った 「株式会社FPパートナー」さんとは?

お話を伺った株式会社FPパートナーさんは、有名タレントを起用したテレビCMでおなじみの「マネードクター」というサービスを展開している会社です。

「マネードクター」は、家計や保険、貯蓄・資産運用等、お金に関することをファイナンシャルプランナー(FP)に無料で相談できるサービス。自宅や近所のレストラン・カフェなど、相談者の希望する場所で、お金の専門家と面談することが可能です。


社名:株式会社FPパートナー
本社所在地:東京都文京区
設立:2009年12月
代表取締役社長:黒木 勉
資本金:1億円

2. コロナ禍における保険相談とこれからの相談スタイルについて[インタビュー]

(株)FPパートナーの関山京花さん

今回は、新型コロナウイルス感染症が保険相談サービスに与えた影響やこれからの時代に必要な保障などについて、株式会社FPパートナー 経営企画部 マーケティング室 部長の金岡大樹さんと同マーケティング室 関山京花さんにお話しを伺いました。

-今年は、新型コロナウイルス感染症の拡大があり、対面で相談を行う「マネードクター」にも影響があったのではないでしょうか?

緊急事態宣言の期間にあたる4~5月は、やはり相談を希望される方が少なかったです。弊社でも、来店型店舗を休業したり、お客様および従業員の感染防止・安全確保を最優先にしていました。

お申し込み件数は、6月後半くらいから増え始め、今は回復してきています。

-感染対策として、どのようなことに取り組まれたのでしょうか?

まずお客様との面談における感染防止策としては、マスク着用はもちろんですが、移動に際して公共交通機関の使用をできるだけ控える、面談場所の三密に留意する、お客様とお会いする前に手洗いや除菌を行うなどの対応を行ってきました。あわせて、体調不良があるFPは面談を自粛するようにしています。

また、お客様との面談時の感染対策だけでなく、それ以前に従業員が感染しないように注意もしています。

勤務形態として、内勤社員は4~5月は原則テレワークとしていました。6月以降は徐々に出社日も増えてきていますが、現在でも週2日程度はテレワークとしています。FPの所属する各支社においても密になるような会議は避けるようにしています。

従業員には、マスク着用や手洗い・うがいといった基本事項の徹底、体調不良時の会社への報告や休養、必要な検査の受診など、体調管理を徹底するようにしています。さらに、会食なども禁止していました。

そのほか、6月からはオンライン相談も実施しており、非対面での相談が可能となっています。

-オンライン相談についてはぜひ伺っておきたいと思っていました。お客様からのニーズは多いのでしょうか?

面談場所および方法はお客様のご希望にあわせてお選びいただいており、現在、面談におけるオンライン相談の比率は半分近くまで増えてきています。オンライン以外ではご自宅が多い印象です。

実はオンライン相談については、感染防止ということだけでなく、対面での相談よりも気軽に相談をしやすくなったことで、マネードクターの利用を前向きに検討してもらえるという効果もありました。

-オンライン相談により、サービスを利用できる方が広がっているのですね。

はい。FPによるマネー相談サービスをより多くの方にお届けできるようになったことはよかったと思います。

ただし、ご相談いただいて保険の契約となった際には、最後に一度お会いする必要があります。ご利用される場合には、その点はご留意いただきたいと思います。

-保険という商品上、そこは仕方がないところですね。今後は変わってくるかもしれませんが・・・
次に、コロナ禍においてお客様の相談内容に変化は現れていますでしょうか?

大きく変わったことはありませんが、現在の保険でコロナに対応できるか確認したいという方や、仕事ができない期間があったことで、働けないリスクへの備え方を相談される方もいらっしゃるようです。

そのようないざというときのための備えや、昨年の老後2000万円問題もありましたが、将来のための貯蓄・資産運用が大切な時代になっています。そのため、資産運用的な商品として外貨建て保険は引き続き人気があります。

-人生の中で必要な様々な資金準備や経済的なリスクへの備えが重要ということですね。それでは最後に、「マネードクター」というサービスの特徴やメリットについて、お教えください。

弊社は、単なる保険商品の販売ではなく、お客様のお金の課題に寄り添うことで、「安心」で「豊かな」人生を過ごすためのお手伝いをしたいと考えています。人生100年時代、保険だけではお客様の生活をお守りすることはできないからです。

昨年サービスブランド名を「保険のビュッフェ」から「マネードクター」に変更したのも、そのような変化を意識してのものになります。

したがって、弊社のマネー相談は、保険はもちろんお客様の家計見直しや資産運用までトータルでご相談いただくことが可能です。相談時には、お客様の将来設計にあわせてキャッシュフロー表を作成し、将来必要になるお金とタイミングを「見える化」します。そして、そこから保険・家計・資産運用のアドバイスを行っています。

資料:「ライフプラン表作成のご案内」

また、「ミライズ」というライフプランニングツールもあり、お子様の進学先などの具体的な将来設計を入力することで、精緻な必要資金をご提示することもできます。

お客様にも、いわゆる保険相談ではなく、お金に関して幅広く相談するといった意識でご利用いただきたいです。

3. 編集後記

新型コロナウイルス感染症により、人と人が接するサービスである保険相談にも少なからず影響がありました。(株)FPパートナーさんでは、より安心感のある相談方法としてオンライン相談を導入され、利用者が拡大しています。緊急事態宣言が出された中、決断され、なんと1ヵ月でスタートしたそうです。

また、実際の面談による相談においても、感染を防止するための行動を徹底したり、相談業務以外でも、三密の回避のほか従業員の感染リスク低減に努めていらっしゃいます。

相互に気を付けながらという前提にはなりますが、対面相談であっても過度に不安に思うことなく利用できるサービスであると感じました。

また、株式会社FPパートナーさんのサービス「マネードクター」は単なる保険相談にとどまらず、家計、資産運用、そのほか相続に関することなど、お金に関わることをトータルで相談することができます。全国展開しているサービスなので、教育資金や住宅購入資金、老後資金の準備など、お金に関する不安がある方は、相談を検討してみてはいかがでしょうか?

 

※記事内容の利用・実施に関しては、ご自身の責任のもとご判断ください。

※掲載している情報は、記事公開時点での商品・法令・税制等に基づいて作成したものであり、将来、商品内容や法令、税制等が変更される可能性があります。また個別の保険商品の内容については各商品の約款等をご確認ください。