ママ友にも聞きにくい子どもたちのお小遣い事情|いつから?いくら渡す?

2022-04-06

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子どもが成長してくると、「そろそろお小遣いを渡した方がいいのかな」と悩むママたちも多いのではないでしょうか?

しかしお金のことは家庭によって考え方も経済状況も違うため、なかなかママ友にも聞きづらいですよね。

そこで今回は、気になる子どもたちのお小遣い事情を徹底解剖しちゃいます!

1.いつから渡せばいい? 目安となるタイミング

ママ・パパたちにとっても、いつお小遣いを渡し始めればよいのか、悩みますよね。
目安となるタイミングについて見ていきましょう。

1-1.小学校低学年で7割強がお小遣いをもらっている

金融広告中央委員会が行なった「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)2015年度調査によると、小学生の7割強が「お小遣いをもらっている」と回答。

低学年72.9%、中学年73.0%、高学年73.2%という結果からも、小学校にあがると約7割の家庭でお小遣いをあげ始めているということがわかります。

■小学生のお小遣いの有無

1-2.足し算・引き算ができる年齢が目安

いつから渡すかは親の考え方によって大きく変わりますが、早いうちから金銭感覚を身につけさせたいと考える場合は、5~6歳から少額を渡すケースもあるようです。

しかし一般的には、足し算、引き算の計算ができるようになる年齢からお小遣いを渡し始める家庭が多いようです。

2.いくらが適正?ほかの家庭のお小遣い金額をのぞき見

次に気になるのが、実際に渡す金額ですよね。

多くても、少なくても子どもたちにとってはマイナスになってしまうため、ほかの家庭の子どもたちがどれくらいの金額をもらっているのか、データをもとに紹介していきます。

2-1.小学生のお小遣いは「500円~700円」が最も多い

金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)2015年度調査によると、月1回お小遣いをもらっている小学生のお小遣い額は、低学年から高学年まで共通して「500~700円」が最も多い金額帯となっています。

次に多い金額帯は、低学年で「100~200円」、中・高学年では「1,000~1,500円」でした。低学年から中学年になると、全般的にお小遣いの金額が増えているようですね。

次に、それぞれの学年の平均金額をみてみましょう。低学年は「1,004円」、中学年で「864円」と低学年の金額を下回り、高学年では、「1,085円」となっています。

ただし中央値でみると低学年「500円」、中学年「500円」、高学年「1,000円」と年齢とともに少し上がっていっているとみてよさそうです。

2-2.お金の管理術を学ばせるためのお小遣いの金額設定

お小遣い金額の決め方については、子どもたちに早い段階からお金の使い方を学ばせたいという希望があるなら、ママ・パパたちにも工夫が必要です。

例えば、お小遣いを渡したあと、「必要なもの」、「欲しいもの」の使い道を分けて、管理させる方法があります。

習い事や塾に通っている子の場合は、通うための電車代などが「必要なもの」、それ以外のお菓子代、おもちゃ代などは「欲しいもの」にあたります。

この管理方法をはじめる際には、「必要なもの」について、「子どものお小遣いから買うもの」と「親が買うもの」を事前に明確に分けておくことが必要です。

子どものお小遣いから支払う必要経費を考慮した上で、お小遣いの金額を決めてあげると、ただ欲しいものを買うだけでなく、支払わなければならない必要なお金を理解した上で、管理することを学ぶことができます。

3.月1?毎日? 家庭によって違うお小遣いの渡し方

お小遣いといえば、「月に1回」まとめてもらって管理するというイメージがありますが、定期的にお金をもらっている小学生の数は実のところ、多くはありません。

3-1.低・中学年で最も多いお小遣いのもらい方は「ときどき」

金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)2015年度調査によると、小学校低・中学年で最も多かったお小遣いのもらい方は、なんと「ときどき」という回答でした。

低学年の場合は「ときどき」が57.3%にものぼり、月1回お小遣いをもらう子どもはわずか13.4%

中学年になると「ときどき」は、47.8%、「月1回」は32.1%、高学年は「ときどき」が38.3%、「月1回」は45.0%と、学年が上がるごとにお小遣いも定期的なものへと変化していきます。

■小学生のお小遣いのもらい方

3-2.お小遣いの始め方は「必要なときに少額渡す方法」から!?

「ときどき」お小遣いをもらっている低・中学年で最も多いお小遣いの金額帯は「100~200円」と、1回あたりの金額は決して多くありません。

さらに高学年になると半数弱の子どもたちが月1回でお小遣いをもらうというデータ結果から考えると、低学年のうちは少額を必要なときに渡して、まずはお金の価値や使い方を覚えさせる家庭が多いかもしれませんね。

4.お小遣いのルール作りはどうしたらいい?

小学校低学年のうちはまだしも、中学年から高学年にさしかかることになると、気になるのがお小遣いの管理やルール作りについてですよね。

4-1.お小遣い帳をつける

お小遣い帳をつけて、目に見える形で使った金額や残高、使える金額を理解しておくことは、子どもの管理能力を磨くことにつながります。

また欲しいものを買うために、毎月いくらためていけばよいのか?といった計画力も養われます。

4-2.お小遣いの前借りはNG

計画的にお小遣いをやりくりしていれば、そもそも前借りの必要はないはずです。子供自身が、欲しいときにすぐにお金がもらえると簡単に考えてしまわないように、「前借りはしない」というルールを事前に作っておきましょう。

4-3.使い道は子どもに任せる

お小遣いは、子どもが与えられた範囲内で自由に使えるもの。欲しいもののために、我慢を覚えたり、うまくやりくりする術を身につけたりするためのよい機会にもなります。

そのため、お金の使い道は子どもに任せ、ママ・パパは温かい目で見守ってあげましょう。

5.まとめ:家庭の方針や状況に合わせて決めよう

今回ご紹介したお小遣いの金額や渡し方はあくまで統計上の数字であり、各家庭によって違いが生まれるのは、とても自然なことです。

絶対正しいという基準はありませんので、ママやパパの教育方針など家庭の状況に応じて、話し合ったうえ決めていくことをおすすめします!

※本記事は2019年4月時点の情報をもとに作成しています。

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