ガンコな汚れもすっきり!お金をかけない節約お掃除術

2022-04-06

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日々慌ただしく暮らすママたちにとって、キッチン周りの油汚れやお風呂・トイレなどの水回りの汚れは落としにくい分、つい後回しにしたくなる掃除が面倒な場所。

「年末までに…」と思いながらつい放置してしまうことで、ますます汚れがひどくなり、結果、専用の掃除道具を色々と買い集めたり、休日を1日まるごと使って掃除に集中したりと、お金と時間を消費してしまうことにつながります。

そこで今回は、掃除がしにくい場所もお金をかけず、手間なく汚れを落としてくれる節約お掃除術をご紹介します。

1. 掃除にお金はかけない! 洗剤はこの3つでOK

トイレ、お風呂、キッチンなど用途別に専用の洗剤をいくつも購入するよりも、限られた数でも幅広く使える洗剤を用意しておいた方が安上がりですよね。

今回ご紹介する3つの洗剤だけで家庭内は掃除しきれますが、大切なポイントは使い方です。

粉のまま振りかけるのか、スプレーか、つけ置きか、汚れにしっかり行き渡る使い方をすることで、効果を実感できるため、使い方にも目を向けて、汚れの状態ごとに対応するとよいでしょう。

1-1. こげをスッキリ落とせる「重曹」

体にも環境にもやさしいエコ洗剤として知られる重曹は、油汚れや皮脂汚れに強いのが特徴

鍋のこげ落としやガスコンロなどの油汚れをはじめ、カーペットやソファ、照明などリビングの汚れにも幅広く使える便利な洗剤です。価格もリーズナブルで、350~500g入りのものを100均でも購入できます。

1-2. 水アカ落としに「クエン酸」

柑橘類や梅干しなどに含まれるクエン酸は、アルカリ性の汚れである水アカやトイレの尿汚れ、電気ポットのカルシウムの汚れを中和して落としてくれます

クエン酸の代わりに同じ酸性である「酢」を使ってもお掃除効果は大差ありませんが、違いは酢の独特の香りがあること。酢を使う場合は、穀物酢を使うようにしましょう。

クエン酸は200g入りのものが100均でも購入できます。

1-3. 染み抜きには「酵素系漂白剤」

シミ抜きや漂白、除菌効果のある酵素系漂白剤は、衣類汚れ以外にもカビ取りとしての働きがあります。

塩素系漂白剤に比べて、取り扱いの危険度が低く、衣類などの素材を傷めず、優しく汚れを落としてくれるのが特徴です。

2. キッチン周りのしつこい汚れを効率よく落とす3つの方法!

料理や洗濯など、日々の家事だけでも精一杯なママたちにとって、毎日念入りに掃除を行うことは現実的に厳しいことですよね。

しかしちょっとした工夫で、キッチンの汚れもささっと取り除くことができるお掃除術があるのです。

2-1. 電子レンジ内の油汚れは「重曹水をチン」して拭くだけ!

電子レンジ内で落ちにくいのが、油などの飛び散り汚れ。そんな時は、耐熱容器にお水を入れて、粉末の重曹(水の5%程度)を溶かし、ラップをせずそのまま5分チン。蒸気が充満している間に水拭きをすれば、汚れがするりと落とせますよ。

食事後の食器洗いと並行しながら手間なく行えるので、手軽に習慣化できるでしょう。

2-2. 湯呑みの茶渋は「重曹を振りかけて」指でこする

洗剤でも落ちない茶渋がこびりついた湯呑みには、粉末の重曹を振りかけて、指でこするとおもしろいように茶渋が取れます

ひどい茶渋の場合は、重曹をひとつまみ入れてお湯につけ置きするとよいでしょう。

2-3. キッチンの排水溝のぬめり汚れは「重曹+クエン酸」

触りたくない排水溝のぬめり汚れは、日頃の掃除で重症化を防げます。

お掃除方法は、いたって簡単!排水溝のごみ受けやふた部分(ストレーナー)に粉末の重曹を振りかけ5分放置なじんだところでクエン酸スプレーを上から吹きかけると、シュワシュワ泡がたちます。

クエン酸スプレーの作り方は、水200mlにクエン酸小さじ1杯を目安に、ボトルに入れて混ぜれば完了です。

泡が出なくなったら、温水で洗い流し、細かい部分の汚れはスポンジや歯ブラシなどでこすって汚れを落とします。ぬめり汚れだけでなく、排水溝のイヤなニオイもすっきり落とせて、清潔な状態が保てますよ。

3. お手入れ方法に悩むアイテムの掃除術

簡単にお手入れができない家具や場所でも、今回取り上げた3つの洗剤で対応できます!

3-1. ソファは重曹を振りかけて掃除機をかける

毎日のんびりくつろげるソファ。いつも座っている場所だけが変色したり、飲み物や食べ物のシミが取れなかったり…そんな悩みはありませんか?カバーが取り外せるタイプなら定期的に洗濯ができるものの、そうでない場合、どのようにお手入れをしたらよいのか悩みますよね。

布製のソファの場合は、重曹を使って簡単にお手入れができるのです!

まずは、粉末の重曹を全体的に振りかけ、軽くたたいてなじませます。そのまま2~3時間おき、皮脂汚れを吸収したところで掃除機がけをしてお手入れ完了。隙間に入った重曹は念入りに吸い取りましょう。

3-2. 洗濯槽は酵素系漂白剤で定期的にケア

洗濯槽の汚れは見えにくい裏側にあるから厄介。一見キレイに見えても、裏側には石けんカスやカビがこびりついている可能性があります。洗い上がりに「なんだか匂うな」と感じたら要注意。2~3ヵ月に1度はお掃除をしましょう。

<洗濯槽のお掃除方法>
使用する洗剤は酵素系漂白剤のみです。

【STEP1】 酵素系漂白剤は先にお湯で溶いておく
酵素系漂白剤が最大限効果を発揮するのは40~60℃のお湯の中。あらかじめバケツなどにお湯を入れて溶いて、洗濯機にもお湯を張った状態で流し込みます。酵素系漂白剤の量は、お湯10Lに50gが目安。

【STEP2】「洗い」に設定し、3~5分程度洗濯機をまわす

【STEP3】シュワシュワしてきたら一晩放置
翌朝になるとワカメのような黒ずんだ汚れが浮いてくるので、すくい取って取り除きます。

【STEP4】 全自動で「洗い」から「脱水」までまわす
「洗い」から「脱水」まで完了したら、内部を乾拭きして水滴をぬぐいとります。フタは開けた状態にして完全に乾かします。

3-3. シャワーヘッドの水アカはクエン酸で除去

シャワーヘッドをよく見ると、穴まわりに白いカリカリの汚れがついていることはありませんか?実は、その正体は水アカなのです。水アカを除去する方法は、クエン酸でつけ置きするだけ。洗面器にクエン酸を溶かしてシャワーヘッドを1時間~一晩つけ置きすると水アカ汚れがスッキリ落ちて、ピカピカに仕上がります。

また、お風呂場の鏡に水アカがびっしりついたうろこ汚れには、クエン酸パックが効果あり!
キッチンペーパーにクエン酸スプレーを吹きかけ、鏡に貼り付けたら、ラップで覆って3時間~一晩放置。キッチンペーパーを取って、水で流したら乾拭きをします。「完全に水分を拭き取る」のが大切なため、乾いた布を使って、ピカピカに仕上げましょう。

4. まとめ:日常的に汚れをためない工夫をしよう!

今回は、お金や手間をかけないお掃除術を紹介してきました。しかし、いちばんの基本として「汚れたらすぐに落とす」を心掛けることで、トータルで掃除にかける時間や手間を抑えることができます。

例えば、料理中にコンロや壁などに汚れが飛び散った場合も、すぐさま拭き取ることで、掃除にかかる労力を軽減し、時間とお金の節約にもつながります!ぜひみなさんも実践してみてください。

倉沢れい執筆:倉沢 れい (編集者・ライター)
大学卒業後、IT企業や翻訳会社を経て、出産を機にライターとしての活動を開始。子育てや女性の生き方の分野を中心に、ママがよりよく子育てを楽しむための情報をわかりやすくお伝えしています。
 

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