夫婦2人のときに比べて、子どもが生まれてから電気代がぐっと上がった…というご家庭は多いのではないでしょうか?
「子どもが小さいうちは変わらないでしょ?」と思われがちですが、洗濯機の使用回数が増えたり、時短家電を買い足したり、冷暖房などの空調の使用頻度も上がるため、電気代も膨れあがります。
そこで今回は、子育て世帯の平均的な電気代と節約方法をご紹介!まずはご家庭の電気代と一般的な子育て世帯の平均金額を比べ、見直すべきポイントを探ってみましょう!
目次
1.子育て世帯の平均電気代は?
総務省統計局「家計調査」(2021年)によると、3人世帯の1ヶ月電気代の平均金額は10,655円。
2人世帯平均金額9,183円に比べて、1ヶ月間の差は約1,500円ほどですが、年間で考えると約18,000円もの差になります。
さらに4人世帯ともなると1ヶ月の平均金額は11,276円、2人世帯と比べてその差は1ヶ月で約2,200円、年間では27,000円弱の違いが生まれることになるのです。
世帯人数 | 1ヶ月の電気代 | 年間換算電気代 |
2人 | 9,183円 | 110,196円 |
3人 | 10,655円 | 127,860円 |
4人 | 11,376円 | 136,512円 |
5人 | 12,423円 | 149,076円 |
6人以上 | 14,852円 | 178,224円 |
(出典)総務省統計局 家計調査(2021年)より
2.夏と冬、電気代がかかるのはどっち?
エアコンの使用などにより、特に電気代が上がりやすい夏と冬。実際にどちらの電気代がかさみやすいのでしょうか?
総務省統計局「家計調査」(2021年・2022年)2人以上世帯における月次電気代の平均金額を見てみると、冬の電気代のほうが高くなっています。
■夏の電気代(1ヶ月)
6月 | 7月 | 8月 |
8,488円 | 8,091円 | 9,774円 |
(出典)総務省統計局 家計調査(2021年)より
■冬の電気代(1ヶ月)
12月 | 1月 | 2月 |
9,854円 | 12,938円 | 15,331円 |
(出典)総務省統計局 家計調査(2021年・2022年)より
その原因として挙げられるのが、夏に比べて冬のほうが外の気温と室内の気温との差が大きいこと。
エアコンを使用する場合、設定温度に達するまでに最も多くの電力を消費するため、気温差が大きいと、電気代もかかってしまうという要因があります。
3.普段から実践できる節約術を身につけよう!
電気代は、普段のちょっとした習慣により、毎月の金額をおさえることができます。ぜひこの機会に実践してみてください!
3-1.節約温暖グッズを活用
冬は暖房代がかさみ、一気に電気代がかかってしまいがち。そのため、なるべく電気代がかからないアイテムを生活に取り入れてみましょう。
例えば、電気を全くつかわない湯たんぽ。眠る前に布団のなかを温めておくだけでも、冷える夜も心地よく眠ることができます。
そのほかにも、エアコンを使うよりも消費電力が少ない電気毛布やこたつをうまく使って寒い冬を乗り切りましょう。
3-2.エアコンは短時間につけたり消したりしない
エアコンは、前述した通り、スイッチを入れて設定温度に達するまでが一番電力を消費すると言われています。そのため一見、節約しているようにも見える「つけたり・消したり」の行動が電気代を上げる原因になってしまいます。
さらにエアコンのフィルターや内部に汚れがつまると、より多くの空気を吸い込もうと余分な電力を消費し、電気代も高くなるため、フィルターのお手入れも普段からしっかり行いましょう。
3-3.冷蔵庫の設定温度を調整
冷蔵庫は必要以上に冷やしすぎると消費電力が高くなるため、気温が低くなる冬などは設定温度の強・中・弱を調整しましょう。
また、冷蔵庫に食品を詰め込みすぎると、冷気の循環が悪くなり、余計に電気代がかかってしまうため、保管しておく食品の量や置き方も考慮するとよいですね。
4.まとめ:各家庭に合った有効な節約方法を実践しよう!
小さなお子さんがいるご家庭の場合は、家事の効率や子どもの体調管理など育児中ならではの事情もあり、どうしても電気代がかかってしまうことがあります。
子どもの成長につれ徐々に状況は変化していきますが、その都度やれる範囲として家族の健康やお子さんの過ごしやすさを優先しながら、節約とのバランスをうまく調整してみましょう!
※この記事の情報は2022年9月時点のものです。
大学卒業後、IT企業や翻訳会社を経て、出産を機にライターとしての活動を開始。子育てや女性の生き方の分野を中心に、ママがよりよく子育てを楽しむための情報をわかりやすくお伝えしています。
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