ママの保険相談レポート3「学資保険は加入すべき? 賢い選択のコツとは」

2023-07-24

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教育資金の備えとして、すっかりおなじみの「学資保険」。
子どもが生まれると、なんとなく耳にする機会も増えるため、「とりあえず加入しておくべき?」なんて迷うママたちも多いかもしれませんね。

そこで今回は、子どもたちの教育資金を貯める手段のひとつ、「学資保険」をテーマにお届けします。

実際に保険の相談をママに体験してもらい、「そもそも学資保険って?」、「メリット・デメリットは?」などなど、学資保険の実情にとことんせまってもらいました!

1.第3回目の体験者は…

相談体験者:三浦みのりさん ※仮名

5歳と3歳のママであるみのりさん。ちょうど2人目のお子さん向けに、貯蓄方法をお悩み中ということで、今回保険の相談を体験していだきました。

上の子の備えに関しては、すでに保険には加入済みのため、子ども向けに保険を検討するのは、今回が2回目。家族構成も変わった2人目のタイミングでは、どんな保険が適しているのか、2人目育児中のママならでは相談内容となりました!

2.落ち着いた雰囲気で相談!「保険テラス 東急プラザ赤坂店」

今回みのりさんが訪れたのは、華やかで都会的な「赤坂エリア」に位置する「保険テラス 東急プラザ赤坂店」

複合商業施設「東急プラザ赤坂」内にあり、白を基調とした落ち着いた雰囲気が印象的な保険ショップです。

▼ママにうれしいポイント1
東京メトロ「赤坂見附駅」より徒歩1分のアクセス

今回ご紹介する「保険テラス 東急プラザ赤坂店」は、東京メトロ「赤坂見附駅」外堀通り口より徒歩1分というアクセスの良さが魅力のひとつ。

南北線・半蔵門線・有楽町線の3路線を乗り入れる東京メトロ「永田町駅」からも徒歩5分圏内に位置するため、交通の便がよく、お子さん連れで相談に訪れたいママも、お出かけしやすい環境にあります。

▼ママにうれしいポイント2
ショッピングついでにも立ち寄れる便利な環境

おしゃれな「青山エリア」からもほど近いため、ショッピングのついでに訪れてみるのもおすすめ。
複合商業施設「東急プラザ」内にあるため、食事やお買い物が楽しめ、雨の日なども安心してお出かけができるのもうれしいポイントです。

周辺には「迎賓館赤坂離宮」や「赤坂サカス」など、観光スポットもそろっているため、保険相談のついでに1日まるごとお出かけを楽しむことができますよ。

3.とりあえずはNG!? 学資保険の加入前に知っておきたいこと

今回、相談にのっていただいたのは、「保険テラス 東急プラザ赤坂店」の五十嵐さん。
ママの気持ちに寄り添いながら、難しい保険の知識も噛み砕いて、わかりやすく説明してくれる気遣いが印象的でした。

教育資金向けの保険選びをメインに、保険を選ぶ際の根本的な考え方や注意点などについても、じっくり教えていただきました。

子どもが生まれたら、「とりあえず学資保険を検討する」というご家庭も多いようですが、実は教育資金を貯めるための保険は2種類あるといいます。

3-1.学資保険のメリット・デメリットは?

1つ目は、今回のテーマでもある「学資保険」。
教育費を準備するための貯蓄型の保険で、わかりやすくいえば「高校を卒業するまでに、お金を貯めるためのプランです」と五十嵐さん。

主に大学や専門学校などの学費を貯めることを目的とした保険です。

受け取る年齢は、加入時に設定するのがルールですが、保険会社によっては、満期保険金の一部を分割して、設定した年齢時にそれぞれ受け取ることもできるのだといいます。

そして、学資保険の大きなメリットといえば、仮に契約者が亡くなってしまった場合でも、以降の保険料の支払いが免除され、満期保険金が受け取れるという点。万が一の不測の事態が起きた場合でも、将来の教育資金を確保することができるというわけです。

しかしデメリットとして想定されるのが、保険金を受け取る年齢を事前にカチッと決めなければならない点にあると、五十嵐さんは説明します。

子どもにかかるお金は、いつのタイミングでどれだけのお金がかかるかは事前にはわからないため、加入時に決めなくてはならない…というのは、正直使いづらいのではという意見もあるようです。

さらに契約者が死亡した場合の満期保険金を受け取れるタイミングは、あくまで事前に設定した年齢に達してからがルール。

それまで受け取りを待たなければならないため、直近で必要となる生活などをまかなうことを考えると、別途死亡保険に加入しておかなければ、家計的にかなり厳しくなるのが現実です。

3-2.「終身保険」がメジャー!? イマドキの教育資金事情

2つ目の保険は、一生涯の保障が受けられるという「終身保険」。
貯める期間を定める点は、学資保険と同じですが、終身保険には死亡保障が一生涯ついてくるという特徴があります。

学資保険の場合は、契約者が亡くなっても死亡保険金は出ず、さらに学資保険として積み立てたお金は満期年齢になるまで受け取りを待たなければなりません。

しかし、終身保険は、保険料を払い始めた時点から死亡保障がついているため、万が一契約者が亡くなった場合でも、死亡保険金を受け取ることができます

さらに好きなときに好きなぶんだけ、積立金を下ろすことができるのが、学資保険とは大きく異なる点です。要は、お金が必要になったタイミングで終身保険を一部解約することで、「解約払戻金」としてまとまったお金を受け取ることができるのです。

そのため、子どもの進学ステップに合わせて、お金が使えるのは、終身保険の大きなメリットの一つといえるでしょう。

また終身保険は満期を迎え、一部余ったお金を残しておくと、保険会社が運用してくれるため、お金が増える可能性があるというメリットがあります。

教育資金だけに限定せず、子どもたちが巣立った後の老後の暮らしなど、長期的な面からお金を考えるならば、「終身保険」に魅力を感じるママも多いかもしれませんね。

実は、みのりさんの上のお子さんの場合も、学資保険ではなく、「まとまったお金を減らさないためにどうするか」を考えて、ドル建て終身保険に全額払い込みで加入したのだといいます。

そして今回、下のお子さん向けに保険を検討している最中なのですが、2人目ということもあり、「どういった家計のバランスで教育資金を保険で貯めていくか」がポイントになると、五十嵐さんは話します。

そのためには、家計の見直しはもちろん、確実に必要となる保障内容を見極め、焦点を絞ることが重要になってくるというのです。

3-3.教育資金を考えるうえで無視できない両親の保障内容

両親のどちらかが亡くなるといった「万が一に備えることを、まずは優先的に考えましょう」と五十嵐さん。

みのりさんと旦那さんの医療保険や死亡保険を固定費とみなし、手厚く加入することをすすめします。

これら固定費をしっかり固めた上で、月々いくら貯金ができるのか? 子どもの保険はどうするのか? といったことを具体的に落とし込んでいくことが、保険を加入するにあたってのポイントなのだとか。

例えば、両親の死亡保障、子どもの教育資金、どちらも手厚くした結果、両方とも払えなくなってやめてしまうというケースも考えられます。

将来の莫大な教育資金を考えると大きな保障が欲しくなりますが、問題は保険料を払い続けられるかどうかという点。家計と相談し、優先すべき項目をおさえた上で、教育資金に備えた保険選びを始めることが重要なのだといいます。

3-4.学資保険に入るなら知っておくべき年齢リミット

将来の教育資金に不安を感じるものの、小さなお子さんを子育て中のママにとってはまだまだ先の話。

いまいち実感が持てないことで、“先の見えない不安”を抱えてしまう面もあるかもしれませんね。

そこで、五十嵐さんに「最悪いつまでに、教育資金の備えを始めなければならないのか?」といった疑問をぶつけてみたところ……。

「リミットは7歳です。というのも、そもそも学資保険や積立型の保険は最短の払い込み期間を10年としている会社が多いからです。一番お金がかかると想定する大学入学時を過ぎてしまえば、学資保険のうまみがほぼなくなってしまうことになります」

7歳を過ぎた場合は、銀行口座で貯金をするか、ママとパパの老後資金のための保険にシフトするのが賢明なのだとか。老後資金のための保険にシフトした場合は、保険料の払い込み期間は短めに設定し、子どもの教育費が足りなくなったときには、そこから切り崩すという方法もあるそうです。

4.保険相談を体験してみたママの感想は?

今回2人目のお子さん向けに保険の相談窓口を訪れたみのりさん。

実際に体験してみた感想を聞いてみると……

結婚してから5年~10年は、夫婦2人だけから家族が増えたり、住宅購入や転職をしたりと家庭状況が激しく変化します。

 

そんな中漠然と不安に思っているお金のこと、今入っている保険のこと、顔を合わせて知識不足のわたしにも丁寧に相談に乗ってもらえたことで、「大丈夫」と安心感があり、「今すべき事、そしてそのための考え方」が見えてきました。

 

普段忙しくて後回しになりがちな事でも、こうして時々きちんと向き合う必要があると感じました。

子どもが生まれ、毎日が慌ただしく過ぎていくなかで、将来のこと、お金のことをじっくり話し合う機会は、正直なかなか持てないものですよね。

今回のみのりさんのように、保険の相談窓口を訪れ、漠然と不安に感じていることなどをあらためて言葉にしてみることで、安心感とともに、今すべきことを発見できるという貴重な機会にもなります。

お子さん連れでもじっくり相談できる環境が整っていますので、ぜひこの機会に足を運んでみてください!

※今回訪問した保険テラス「東急プラザ赤坂店」は、「ビーンズ赤羽店」に移転統合されました。

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※掲載している情報は、記事公開時点での商品・法令・税制等に基づいて作成したものであり、将来、商品内容や法令、税制等が変更される可能性があります。また個別の保険商品の内容については各商品の約款等をご確認ください。