休みの日は、できるだけ子どもと色んな場所を訪れ、家族の時間を楽しみたいと考えるママ・パパも多いのではないでしょうか?
しかし、家計のことを考えると、どれだけの金額をレジャー費として使ってよいのか、迷いますよね。世の中の子育て世代が、どれくらいレジャーにお金をかけているのか気になるところです。
そこで今回は、30〜40代の子育て世代のレジャー費についての統計データと子連れレジャーを賢く楽しむための節約ポイントをご紹介します。
目次
1.平均はいくら?子育て世代のレジャー費!
「総務省統計局 家計調査報告」(2018年)を元に、二人以上世帯の年間のレジャー費用を試算すると30代の平均は年間約8万6000円、40代は約9万円という結果になりました。1ヶ月あたりでいうと約7,200〜7,500円。ただしこのなかには、お出かけ時の外食費、お土産代、ガソリン代などは含まれていないため、実際のレジャー費用はこの数字よりもさらに上乗せでかかることになります。
■30〜40代子育て世代のレジャー費(※1)年間平均額
30代 | 40代 | |
---|---|---|
宿泊料 | 29,458円 | 25,850円 |
パック旅行費 | 21,133円 | 30,888円 |
入場・観戦・ゲーム代 | 35,997円 | 33,828円 |
合計 | 86,588円 | 90,566円 |
総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2018年より作成
※1 宿泊料、パック旅行費、入場・観戦・ゲーム代をレジャー費として算出(交通費は含まれない)
2.年収に対するレジャー費の割合は約1%
年間収入に対するレジャー費の割合を見てみると、一番世帯年収が高いグループを除き、いずれも1%程度。
世帯年収が上がるにつれ、レジャー費も右肩上がりで上昇しているのが明確ですね。特に945万円以上の世帯年収になると、レジャー費が一気に増加しています。
あくまで統計から算出した数字ではありますが、平均値の約1%に比べて多いのか少ないのか、ご自身のご家庭のレジャー費の割合と比較してみると、使い過ぎなのか、平均的なのか、家計の状況が把握できますよ。節約の参考にしてみてください。
■世帯収入別レジャー費(※2)年間平均額
〜459万円 | 〜595万円 | 〜737万円 | 〜945万円 | 945万円〜 | |
---|---|---|---|---|---|
宿泊料 | 10,114円 | 17,010円 | 21,652円 | 27,294円 | 50,436円 |
パック旅行費 | 18,030円 | 19,797円 | 28,117円 | 39,245円 | 66,697円 |
入場・観戦・ゲーム代 | 18,684円 | 25,911円 | 32,089円 | 34,235円 | 55,711円 |
合計 | 46,828円 | 62,718円 | 81,858円 | 100,774円 | 172,844円 |
総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2018年より作成
※2 宿泊料、パック旅行費、入場・観戦・ゲーム代をレジャー費として算出(交通費は含まれない)
3.もっとお得に!家族でレジャーを楽しむ4つのポイント
せっかく家族でお出かけを楽しむなら、できるだけお金の無駄を省いて、予算を最大限に使って楽しみたいですよね。
ここでは、レジャー費の無駄遣いを見直す節約ポイントをご紹介します。
3-1.お金をかける「ビッグイベント」の内容・予算を決めておく
まず無駄遣いを減らすには、しっかり予算を立てておくのが先決。
そしてお金が最もかかる「ビックイベント」の計画をあらかじめ立て、予算の割合を決定します。
例えば、「今年は家族で北海道旅行へ行く」といったように、ビッグイベントの目標を設定しておくと、年間のレジャー費のかけ方も明確になります。
そのうえで、残りの少ない予算を見越して、公園や無料の施設に行くなど、お金を使わずに楽しめるレジャーをはさむとレジャー費の予算をうまく調整できますよ。
3-2.旅行の大きな出費「移動費」と「滞在費」を節約
新幹線代や航空チケット代などの移動費とホテル代がセットになったプランは、別々で予約するよりも格段にお得なケースが多いため、セットでの予約がおすすめです!
ネット上でも数々の旅行サイトがあるため、料金を比較しながら最適な旅行プランを練ることができます。
さらに新幹線や飛行機などのチケットは、早めに予約することで割引を受けられるサービスもあるため、旅行を計画する場合は数ヶ月前から手配を進めることで、通常よりもお得に移動費を節約することができます。
3-3.飲み物、軽食、お菓子など買い足しで出費をカット
子連れでお出かけする場合、突然子どもがジュースやお菓子を欲しがるなど、思わぬ出費が起きやすいですよね。
しかも「あれが食べたい、これが食べたい」とねだられて与えたところで、結局食べなかった…なんてこともよくあり、お金の無駄を生んでしまいます。
そのようなケースを想定すると、事前に準備できるお菓子や軽食などは、自宅から持参するのがベスト。それ以外にも、レジャーに必要となるものは、とにかく買い足すことがないよう持ち物リストに追加しておくとよいでしょう。
3-4.遊園地、映画館などレジャーはクーポンでお得に楽しむ
二人以上以上世帯のレジャー費内訳のなかでも、意外に出費が多いのが「入場・観戦・ゲーム代」。映画館や遊園地などの入場料も1人分であれば負担が少ない金額であっても、家族全員分となると一気に大きな出費となります。
そんなときは割引がきくネット予約やクーポンの利用がおすすめ。そのほかにも会社によって福利厚生の一環としてレジャー施設の利用が割引になったり、JAFカードなど、加入している組織の会員カードの提示で割引が受けられたりしますので、利用できる優待サービスがないか確認しておくと節約につながります。
4.まとめ:子どもの年齢に応じたレジャー計画を早めに準備しよう
お休みの日のちょっとしたお出かけから家族での海外旅行まで、レジャー費のかかり方は、何をするかによって大幅に変わりますよね。
家族でのレジャーは、子どもにも貴重な体験をさせてあげられる機会にもなるため、「子どもが◯歳になったら家族で海外を体験しよう」など年齢に応じた計画を早めに行うことで、金銭的にも内容的にも満足度の高いレジャーが楽しめますよ!
小さいお子さんがいる場合は、「お金をかけずにうまくやりくり!子どもとの節約お出かけ術」の記事も参考にしてください。
※本記事は、2019年8月時点の情報をもとに作成しています。
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