お盆を迎え、実家に帰省するご家庭も多いのではないでしょうか?家族や親戚と過ごすお盆休みは賑やかで、子どもたちにとっても楽しいひとときになるものの、問題は帰省にかかるお金のこと。
交通費やレジャー費など、何かと出費がかさんでしまいますよね。そこで今回は、お盆の出費を少しでも防ぐための、節約術をご紹介します。
※本記事は公開当時の情報をもとに作成しています。最新の内容とは違う可能性があります。
目次
1.出費が大きい交通費!移動手段や予約方法の見直しで費用を抑える
多くの場合、帰省で最もお金がかかるのが交通費。家計の負担を軽減する交通費のお得な節約方法をご紹介します。
1-1.新幹線はお得なインターネット予約を利用
新幹線を予約するならお得な割引サービスが受けられるインターネット予約を利用しましょう。
1-1-1.JR東日本「えきねっとトクだ値」
JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」では、えきねっと会員限定で乗車日1か月前から乗車日当日の午前1時40分まで購入できる「えきねっとトクだ値」という割引きっぷがあります。さらに乗車日13日前の午前1時40分までの申込みなら、より割引率の高い「お先にトクだ値」という割引サービスが受けられます。
例えば、東京~新青森間の新幹線「はやぶさ」利用の通常価格17,550円(繁忙期)が、「お先にトクだ値(25%割引)」の場合13,160円となり4,390円も安くなるのです。
年末年始・お盆・大型連休期間も、設定除外日でなければ「お先にトクだ値」が使えるので、家族で帰省の際にJR東日本の新幹線を利用するならかなり節約になります。
1-1-2.JR西日本「スーパー早特きっぷ」
JR西日本ネット予約限定サービスのなかに、期間限定で山陽・九州の新幹線が安くなる「スーパー早得きっぷ」という割引きっぷがあります。乗車日の1ヵ月前から14日前までの発売となり、期間・区間・列車・設備(普通車指定席)・席数限定のきっぷで3連休・年末年始も利用可能です。
現在発売されているものは、発売期間が2020年3月17日まで、利用期間が2020年3月31日までのもの。例えば「新大阪〜博多」間、のぞみを利用した場合の通常料金は15,310円ですが、スーパー早特きっぷなら10,290円となり、5,020円の割引を受けられます。しかし、予約後の変更は一切不可であるため、予約時は注意が必要です。
1-1-3.JR東海・JR西日本「エクスプレス予約」
エクスプレス予約は、東海道・山陽新幹線の指定席がおトクになる予約サービスで、乗車券と特急券が一体となった新幹線専用商品です。新幹線で「東京〜博多」間を利用する場合は、エクスプレス予約がおすすめです。
年末年始やGW等の期間を含め一年中変わらないおトクな価格で、新幹線の指定席を購入できます。
通常料金から10%前後安くなり、長距離路線(片道601営業キロ以上)なら、往復行程を一括購入すると往復割引も適用されます。東京・品川〜岡山の往復の場合は、片道で1,530円もの割引が受けられます。
利用にはJR東海の「EXPRESS CARD」もしくはJR西日本の「J-WESTカード(エクスプレス)」への入会が必要となります。
1-2.飛行機は「早割」を活用しよう
ANAやJALは、早めに予約するほど運賃が安くなります。
1-2-1.ANAは「ANA SUPER VALUE」と「ANA VALUE」を利用
ANAの早期早割運賃には「ANA SUPER VALUE」と「ANA VALUE」があります。
「ANA SUPER VALUE」の予約期限は搭乗日21、28、45、55、75日前、「ANA VALUE」の場合は、搭乗日前日または3日前までとなります。(ANAマイレージクラブ会員の場合は、運航ダイヤ確定前まで)
空席予測によって運賃が大きく変動しますが、早いほどお得なのは間違いないので、とにかく早めの予約がベスト。しかし予約の変更は不可のため、確実に日程が確定してから予約をするようにしましょう。
予約開始日は、夏ダイヤ(3月下旬~10月下旬)の場合は、運航ダイヤが発表される1月下旬となります。
1-2-2.JALは「先得」を利用
一方、JALの早期割引運賃には「先得」という割引サービスがあります。搭乗日の75日、55日、45日、28日前でそれぞれ運賃プランがあり、最も安い運賃が設定されているのが搭乗日75日前までの予約「ウルトラ先得」、55日前までの予約「スーパー先得」。こちらも空席予測に応じて運賃が変動します。
予約開始日は、夏ダイヤは、運行ダイヤが発表される1月に発売されていました。しかし、2019年9月10日(火)からは搭乗日の330日前から予約・購入が可能となります。したがって今年の9月以降は約1年前からの予約が可能です。
またJALは「先得」以外にも、搭乗日の21日前までの「特便割引21」や7日前・3日前・前日までの「特便割引7」、「特便割引3」、「特便割引1」といったお得な運賃プランを提供していますので、帰省日が迫った段階でもお得に航空チケットが購入可能です!
1-2-3.その他の航空会社の場合
JALやANA以外でも、例えば、スカイマークやスターフライヤー、ソラシドエア、エアドゥなどは早く予約することによる割引運賃があります。
一方LCCといわれる航空会社では、一般的に早期割引運賃の予約開始時期は定められておらず、不定期でスーパーセールが行われていることが多いようです。ホームページをチェックしたり、メルマガに登録したりするなど、常に情報をキャッチできるようにしておくとお盆の帰省に合わせてお得なチケットが入手できますよ。
1-3.家族が多い場合は車での帰省がお得
家族が多いと全員分の新幹線や飛行機のチケットを購入するのはかなりの負担になりますが、車で帰省するなら交通費を格段に抑えられるのが魅力。
家族の人数が多ければ多いほど、コストパフォーマンスもよくなります。最近はサービスエリア(SA)のおいしいグルメが話題となり、家族で楽しめるお出かけスポットとしても十分楽しめます。
ただし、お盆時期は全国各地で激しい渋滞が発生します。そのような路線を使うことになる場合は、体力や移動時間も考慮した判断が必要です。
2.帰省先では余計なレジャー費用はかけない!
お盆に帰省すると、大人数でレジャー施設や外食に出かける機会も増えがちですよね。
せっかくだからとお金を使ってしまいがちですが、財布のひもはしっかり締めておくのがベスト。
子どもたちが退屈して、お出かけしたいと言いださないように、ゲーム機を家から実家に持ち込んだり、なるべく外食は避けて、家でご飯を食べるように家事を率先したり、お金が発生しないようママも積極的に環境作りにつとめましょう。
3.まとめ:お盆の出費を想定して家計の年間計画を立てると効率的!
せっかくの家族との時間をケチケチして過ごしたくないと考えるなら、お盆にかかるお金を必要予算として計上しておきましょう。そして普段の生活で削れるところを削るという節約方法も有効的です。ぜひ皆さんに合った無理のない節約方法を実践してみてください!
※この記事の情報は2019年8月時点のものです。
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