いつ贈る?金額の目安は?知っておきたいお歳暮マナーを解説!

2022-04-06

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お世話になった人に向けて1年の締めくくりに感謝の気持ちを込めて贈る「お歳暮」。年末はどうしても忙しさに追われてしまうため、お歳暮の手配をすっかり忘れて、「気づいたら年の瀬!」なんてこともあるかもしれませんね。

そこで今回は、今年こそは余裕を持ってお歳暮を準備したい方に向けて、お歳暮を贈る最適な時期や選び方を解説します。

1. お歳暮を贈る時期はいつ?

お歳暮は本来、正月の準備を始める12月13日の「すす払い」から20日までの間に贈るものとされてきました。20日以降は年越しの準備で忙しくなるため、それまでにどの家庭もお歳暮を贈っていたという一説もあります。しかし現在は時代が変わり、「すす払い」の習慣もすたれてしまったことで、11月末に贈ることも珍しいことではなくなりました。

一般的には12月初旬から20日まで、遅くとも25日までには贈るのがマナーのようです。お歳暮を贈る時期の目安は地域によって若干異なり、関東では12月初旬~31日ごろ、関西では12月13日~31日ごろが多いようです。ただし、生鮮食品や昆布巻きなどのお正月の商品は、通常よりも遅いお正月に近いタイミングで贈ったほうがよいでしょう。

2. 金額の目安は?お歳暮の選び方を解説

お歳暮にはどんなものを贈ったらよいのか、どのくらいの値段がふさわしいのか、決めかねている方も多いのではないでしょうか?

一般的にお歳暮の相場は3,000~5,000円と言われています。友人・知人であれば3,000円程度、お世話になっている上司や同居していない両親、親族などに対しては5,000円程度が目安になるようです。

お歳暮を選ぶ際は、相手の好みや家族構成、アレルギーの有無などを考慮したうえで商品を選ぶとよいでしょう。子どもがいる家庭にはお菓子やジュース、遠方に住んでいる相手にはその土地の名産品などが喜ばれるでしょう。2人暮らしの両親の場合は、長持ちしやすい乾き物や調味料などがおすすめです。

3. お歳暮で喜ばれる定番商品とは?

どんな商品なら贈られる側に喜んでもらえるのか? 贈る側としても、せっかくならはずれのない商品を選びたいですよね。

ここでは、お歳暮として人気の高い定番商品をご紹介します。

3-1. お酒類(ビール・日本酒・ワイン・焼酎等)

お酒をたしなむご家庭には特に喜ばれるお酒類。せっかくお歳暮として贈るなら普段自分では買わないようなご当地ビールなどこだわりのお酒がおすすめです。品質的にも価格的にも特別感があり、贈られる側にも喜ばれるでしょう。

3-2.カタログギフト

贈る相手によっては、年齢が離れすぎていて喜ばれるものがわかりづらかったり、ライフスタイルや趣味嗜好が把握できなかったりすると、お歳暮の商品選びに頭を悩ますことも多いかもしれませんね。

そんな場面で活躍してくれるのが、カタログギフトです。贈られた相手が欲しいものを選べるというメリットがあるため、結婚式などさまざまなシーンでも活用され、根強い人気を集めています。

3-3. 洋菓子・和菓子

スイーツ系の商品は、贈る相手の好みや子どもの有無、年齢に合わせて和菓子、洋菓子を選ぶなど、選択肢も豊富なため使い勝手のよい人気商品です。

ただし、日持ちしないものが多いため、家族構成によって内容量や賞味期限を考慮したお菓子を選ぶと、贈られる側も期限を気にすることなくおいしくいただけるでしょう。

3-4. 飲み物(ジュース・コーヒー・お茶)

缶ジュースやコーヒーなどの飲み物は長期間保存がきくものが多いため、お歳暮の時期にたくさん届いても、賞味期限を気にせずにおいしくいただくことができます。

ただし、コーヒーなどは好みがわかれるケースもあるため、嗜好を事前に確認しておくか、コーヒー好きとわかっている人にのみ贈るなど配慮をした方がよいでしょう、

3-5. ハム・ソーセージ

ハムやソーセージはお歳暮のみならず、さまざまな場面で高級感がある贈り物として人気を集める商品です。

加工肉は日持ちするうえ、老若男女問わず、好き嫌いも比較的少ない商品であるため、贈りやすいという特徴があります。

4. 年内にお歳暮を贈ることができない場合は?

万が一、お歳暮を贈る時期を逃してしまった場合は、のし書きを「お年賀」にして贈るという方法もあります。その場合、地域によって風習が異なりますが、関東では年明けから1月7日までの松の内まで、関西では年明けから1月15日までに「お年賀」として贈りましょう。

1月7日または15日にも間に合わない場合は、2月4日の立春までは、表書きを「寒中御見舞」として贈ることができます。いずれの場合も、お歳暮として贈れなかったことをお詫びし、手紙か電話でひと言伝えておくのがマナーです。

5.まとめ:年末にあわてないよう早めにお歳暮の準備を

年末が近づくと、忙しさに追われてお歳暮の準備を忘れがちです。デパートやネット通販のお歳暮コーナーでは、早期割引などのおトクな特典もたくさんあります。時間に余裕のあるうちに手配を済ませておきましょう。

倉沢れい執筆:倉沢 れい (編集者・ライター)
大学卒業後、IT企業や翻訳会社を経て、出産を機にライターとしての活動を開始。子育てや女性の生き方の分野を中心に、ママがよりよく子育てを楽しむための情報をわかりやすくお伝えしています。
 

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