女性雑誌についている「付録」。昔と比べるとどんどん豪華になっていて、雑誌本体よりも付録の善し悪しで売上が左右されることもあるようです。
付録の内容は、バッグ、財布、コスメ、時計、ステーショナリー、など盛りだくさん。ネットで検索すると、付録グッズのまとめサイトもたくさんあってびっくりします。
さてここで保険の話。
実は保険にも、付録がついている場合があります。ただし、ここでいう付録とは、グッズなどの物品ではなく、加入者が無料で利用できる付帯サービスのことを指します。
それでは早速、どんなサービスがあるか、いくつか紹介したいと思います。
目次
1.自動車保険の無料サービス
まずは自動車保険の付帯サービスから紹介します。
1-1.困ったときに便利なロードサービス
自動車保険と言えば、ロードサービス。このロードサービスも無料サービスの一つです。
JAFに加入していなくても、自動車保険に付いているロードサービスで解決できるトラブルも多いようです。
たとえばカギの閉じ込め。
このトラブルは全国で毎日数百件も発生しているとのこと。
うっかり車のカギを挿したままドアを閉めて外に出てしまい、ロックされてしまった!
そんなときでも、自動車保険のロードサービスを使えば出張カギ屋さんを無料で呼ぶことができます。
出張エリア外でロックされてしまった場合でも、保険会社によってはレッカー牽引で近くの作業場まで運んでくれます。限度額は保険会社に寄って異なるものの、かなりの金額(例えば15万円や30万円までの費用)を負担してくれます。
自動車に乗る方にとっては、一番身近な無料サービスと言えるかもしれません。
1-2.意外にお得な提携サービス
保険会社によっては、リロクラブのような会社と提携し、割引クーポンを付けているところもあります。
クーポンを利用することで、映画の鑑賞券を割引料金で購入できたり、一部ファミレスでの飲食代が割引されたりします。他にも遊園地、水族館、花屋、マッサージ店、宿泊施設など、ありとあらゆるところで特別優待を受けられます。
このようなサービスを提供している保険会社で働いている人に聞いたところ、年間で数万円分も割引サービスを利用する人がいるとのこと。なんと払っている保険料以上の割引を受けているそうです!
そんなに使われると保険会社としてもイヤなのでは?と思いましたが「利用する人が少ないので、ぜひもっと使って欲しい!」と言うことでしたので、加入している自動車保険にこのようなサービスがついている人は遠慮せずどんどん使っちゃいましょう。
2.ペット保険の無料サービス
ペット保険の加入者向けサービスとしては、たとえば獣医師への相談サービスがあります。
飼っているワンちゃんネコちゃんが突然ケガや病気になってしまったとき、しつけや健康状態について聞きたいときなど、獣医師に24時間いつでも問い合わせることができます。
獣医師への相談サービスは、個人で利用しようとすると月額980円や月額1,580円ほどの利用料がかかります。しかし、いくつかの保険会社はこのサービスを加入者に無料で提供していますので、ペット保険を選ぶときの検討材料にしても良いかもしれません。
保険は万が一のときのものですが、その一歩手前の状態で助けてくれるサービスを用意してくれるのは嬉しいですね。
3.生命保険の無料サービス
日本の約9割の世帯が加入している生命保険ですが、生命保険の無料サービスで代表的なものは、やはりT-PEC(ティーペック)だと思います。
常勤のドクターに、24時間いつでも電話で健康相談をすることができるサービスです。
急に具合が悪くなったとき、子どもが夜中に熱を出してしまったとき、家族の介護のことで相談したいときなど、専門家の意見を頼ることができます。非常に利用者が多いサービスで、年間で100万件以上の相談が寄せられているようです。
また、がんや白血病と言った大きな病気になってしまったときには、セカンドオピニオンをもらうこともできます。診断に対する見解や今後の治療方針などについて相談でき、専門的な意見が聞けます。
例えば、がんの治療方法は非常に多様化していますので、かかりつけ医の治療方針が合っているのか、もっとよい治療法があるのではなどと不安を感じる人もいるかもしれません。そんなときに各科の総合相談医からセカンドオピニオンをもらえるのは、非常に心強いでしょう。
さらにT-PEC(ティーペック)は日本全国の有数医療機関とも提携しているため、必要に応じて、最適な治療を実施できる専門臨床医の紹介も行っています。
そしてこのT-PEC(ティーペック)、もし個人で利用しようとすると月額10,800円*の利用料が必要です。このサービスが無料で付いてくるのは、かなりお得だと思います!
*個人契約サービスには年1回の無料健康診断サービスも付いています
3.まとめ:保険は保障(補償)内容で選ぶべきだが、迷ったら付録にも注目してみよう!
保険は、もちろん保障(補償)内容が自分にあっているものを選ばなければなりません。
ただし、同様の保障(補償)内容であれば、「保険料は1円でも安い方がよい」と考え、保険料にこだわるのは間違いではないと思います。
でも、そんなときに保険料とともに、あわせて注目してほしいポイントが加入者への無料サービスです。このサービスに大きな差があることがあるからです。
保険はファッション誌ではありませんが、保険を選ぶときは付帯されている無料サービスについてもよく調べてみてはいかがでしょうか。うまく利用すれば、保険料の差以上にメリットを受けられるかもしれません!
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※掲載している情報は、記事公開時点での商品・法令・税制等に基づいて作成したものであり、将来、商品内容や法令、税制等が変更される可能性があります。また個別の保険商品の内容については各商品の約款等をご確認ください。