新型コロナウイルス感染症の影響により、疾病リスクや家計、加入している保険について不安を感じている方が増えているようです。そのような不安について専門家に相談できるサービスとして保険の相談サービスがあります。
今回は、訪問型の保険相談サービス事業を展開している株式会社フィナンシャル・エージェンシーさんに、コロナ禍での保険相談の現状と保険加入についてのアドバイスを伺ってきました。
目次
1. お話を伺った「株式会社フィナンシャル・エージェンシー」さんとは?
株式会社フィナンシャル・エージェンシーさんは、電話・WEB・E-mail・LINEを駆使したコンタクトセンターを活用して、消費者ニーズにあった保険商品の提案を行い、加入後のフォローにも力を入れている保険代理店さんです。
「保デジ」という保険コンサルティングシステムや「よつば」というアフターフォローサービスなど独自のサービスで、お客様利益の極大化を目指しています。
社名:株式会社フィナンシャル・エージェンシー
本社所在地:東京都渋谷区
設立:2007年3月2日
代表取締役:齋藤正秀
資本金:1,274,693,950円
2. コロナ禍における保険相談の現状と保険加入時のアドバイス[インタビュー]
今回は新型コロナウイルス感染症による新しい生活様式が定着してきている中、人と人が接する保険相談サービスの現状とこれからの保険加入の注意点について、株式会社フィナンシャル・エージェンシー 代理店事業部対面営業課 大阪営業所 担当部長 及川雄太さんにお話しを伺いました。
-今年は新型コロナウイルス感染症の拡大により、全国に緊急事態宣言が出るなど、貴社の保険相談サービスにも影響があったのではないでしょうか?
緊急事態宣言のころは、訪問相談を敬遠される方も多く、相談件数は少なくなりました。ただ一方で、「きちんと感染対策をしてくれれば自宅に来てもいいよ」というお客様もいらっしゃり、思いのほかお会いできる機会はありました。
外出自粛・在宅勤務等で家にいる時間が長くなり、体調のことや将来のリスクについてじっくり考える機会ができたことで、心配なことや不安なことが顕在化して、お客様から相談のご依頼をいただくというケースも見受けられ最近では、お客様からの問い合わせの件数が増えてきています。
-コロナ禍での感染対策として、どのような取り組みを行われていますか?
例えば、消毒用アルコールは募集人(保険の相談、販売を行う人)全員に会社から支給されており、訪問時にきちんと消毒してお客様にお会いするようにしています。出社時にも検温をして37度以上あれば、病院に行き診察を受けるなど、体調管理・ケアも徹底しています。
マスクが不足していた時期も、会社全体でマスク確保を行っていました。
また、私個人としては電車での移動時に、つり革や手すりなどを使わないように気を付けています。
このような取り組みをお客様にご説明すると、「そこまでやっているなら自宅にどうぞ」といった感じで訪問を了承していただけることが多かったです。
感染防止策をとっているから安心ということではないと思いますが、できることはしっかりと徹底していくことが大切なのかなと思います。
-訪問相談では、一般的にお客様のご自宅、ファミレスやカフェなどで面談されることが多いと思いますが、コロナの影響もあるなか、最近ではどのような場所で面談されることが多いですか?
弊社では、元々7割がご自宅での相談でしたが、コロナ以後も同じくらいの割合となっており、ご自宅での相談という点では特に変わっていません。ただ、家族以外の人が家に入ることで、ウイルスが持ち込まれてしまうかもしれないと懸念されるお客様の場合は、カフェやファミレスをご指定されているようです。
その場合、お客様からゆったりした店舗を指定されることもありますし、私どもが店舗を選ぶ場合は、感染対策実施ステッカーが表示されている店にするなど、お店選びにも注意しています。
-オンラインによる相談は実施されていますか?
はい、少し遅いスタートになりましたが、8月から導入しています。
オンライン相談では、コロナの影響で給与が減ったり、仕事が減ってしまった方からの相談が多い傾向にあります。今後の生活、今の保険でこの先大丈夫か、老後資金や教育資金が準備できそうか、といったことを不安に感じていらっしゃるようです。
-オンラインでは相談内容の傾向も特徴があるのですね。そのほか実際の対面相談との違いや、オンライン相談時に気を付けていらっしゃることはありますか?
オンラインでは、説明しながら関連した資料をさっとお見せすることが難しいため、事前に資料を共有して、双方で見られるようにしておくなどの工夫をしています。また資料を作るときにも、一目見ただけで理解してもらえるような言葉を使うなどの工夫をしています。
-オンラインならではの工夫が必要なのですね。ここからは、オンラインに限定せずに、相談全般について伺いたいのですが、コロナ以降、最近のお客様の相談内容に変化は見られますか?
やはり感染症の保障について相談される方は増えています。感染症での死亡や高度障害の保障、また今の医療保険でもコロナに対応できるかといったことを気にされている方が多いです。
在宅勤務中にご夫婦の会話が増え、保険のことを考えたり保険証券を確認したりするなかで、そういった不安が顕在化してきているように思います。
-普段、気にしていなかった保険について、じっくり考えるきっかけになったということですね。今回のコロナのようなリスクも踏まえ、保険を選ぶ際のアドバイスはありますか?
自分の生活・家計にあった保険にすることが大切だと思います。今回のコロナもそうですが、景気や会社の業績、転職などで収入が減ってしまうこともありえます。それで保険料が支払えなくなり保険を続けられなくなってしまうと、せっかくの保障がなくなってしまいます。
少し収入が下がっただけで保険料が払えなくなるようなギリギリのプランは立てるべきではありません。保障を充実させることは大切ですが、継続して保険料を支払えるかということも考えに入れて加入することをおすすめします。
-それでは最後に、貴社の保険相談の特徴や独自のサービスなどがありましたら、ご紹介ください。
弊社では生命保険・損害保険あわせて46社の保険商品を扱っています。そのため、世帯で加入するすべての保険をトータルで設計しサポートすることができます。
例えば、生命保険の加入や見直しの相談であっても、加入している火災保険や自動車保険も一緒に確認・見直しすることで、火災保険の保険料を節約し、その分を生命保険の充実に回すといった提案を行うことも可能です。
様々な保険をトータルで最適化できることがお客様のメリットにつながると考えています。
そして、多くの保険の中からお客様に適した保険を提案するためのツールとして「保デジ」というシステムを導入しています。「保デジ」には、お客様のライフプランや家計バランスにあわせた最適な必要プランを算出・提案できる機能があります。必要な保障額はいくらなのか、保険料は各社いくらなのか等確認ができるため、お客様メリットを第一に考えた提案が可能です。
保険に加入した後のお客様サポートとして「よつば」というサービスもご用意しています。
「よつば」にご登録いただくと、保険請求のサポートや保険証券(コピー)のお預かり等のアフターサービスをご利用いただけます。
「よつば」では、加入者様に向けてお電話等で定期的にお客様とコミュニケーションをとっています。その際に入院や手術をされたというお話を伺えば、保険の請求をされたかを確認し、お忘れの場合はそのまま請求手続きのサポートも行います。これにより、実際に保険金・給付金の請求漏れを防ぐことができています。
また、保険証券のお預かりサービスをご利用いただくと、証券を紛失されたときにもスムーズに再発行手続きが行えます。
そのほか、ご家族への情報提供サービスでは、事前に登録してあるご家族からの保障内容や保険料等のお問い合わせにお答えすることが可能です。
このように弊社では、保険のお申し込み時の相談だけでなく、加入後のアフターサービスについても業界に先駆けて取り組んでいます。
3. 編集後記
今回は、株式会社フィナンシャル・エージェンシーの及川さんに、コロナ禍での保険相談の現状について伺いました。人と接するのがお仕事ということもあり、新型コロナウイルスの感染対策にはとても気を使われていらっしゃることが、お話を伺っていてもよく伝わってきました。
新型コロナウイルス感染症により、現在および将来に対しての不安が広がったことで、保険相談のニーズも高まっているということ。感染対策もそうですが、肝心の保険相談でも、相談者の立場によりそい、しっかりと向き合ってくれる人(会社)と付き合っていきたいですね。
その点、同社では「保デジ」と「よつば」という独自のサービスを提供しています。保険に加入するときの提案力と加入後の充実したサポートの両方に力を入れてくれているのは安心感につながります。保険について不安がある方は、一度相談してみてはいかがでしょうか?
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※掲載している情報は、記事公開時点での商品・法令・税制等に基づいて作成したものであり、将来、商品内容や法令、税制等が変更される可能性があります。また個別の保険商品の内容については各商品の約款等をご確認ください。