旅行積立がおすすめな理由と活用時の注意点

2022-03-07

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旅行に行きたいのだけれど、予算的に今はちょっと・・・という経験をされたことはありませんか? 旅行にはある程度まとまったお金が必要なので、事前に用意をしておく必要がありますね。そこで、旅行資金の準備におすすめしたいのが「旅行積立」です。

実は大手の旅行会社では、ツアーの販売や宿泊施設・航空券などの手配に加えて、旅行積立というサービスを提供しています。また旅行会社以外でも大手航空会社なども旅行積立を提供しています。

この旅行積立は、単に旅行の資金を貯められるというだけのサービスではありません。銀行の利息のように、旅行会社等から積立額にサービス額が付加され、このサービス額率(年利換算)が銀行の利率より良いのです。さらに旅行会社ならではの特典が用意されている旅行積立もあります。これらのメリットが旅行積立をおすすめする理由です。

この記事ではおもな旅行積立について、その概要を説明すると共に、利用時のリスクなど注意点もお伝えしていきます。旅行積立に興味がある方はぜひ参考にしていただき、検討材料としてお役立てください。

※本記事は公開当時の情報をもとに作成しています。最新の内容とは違う可能性があります。

1.旅行積立は利回りの良さがが最大のメリット

旅行積立の最大のメリットは、積立額にサービス額がつき、その率(年利換算)が大きいことです。旅行積立が満期となった際に上乗せされるサービス額は、年利換算すると、低いものでも1%程度、高いものであれば5%を超えるものもあります。

また、銀行預金であれば利息には税金がかかりますが、旅行積立のサービス額分には税金がかかりません。少額からでも始められ、毎月積み重ねられていきますので、着実に貯めることができるというのもメリットでしょう。このようなメリットがあることが旅行積立をおすすめする理由です。

以下に代表的な旅行会社、航空会社の旅行積立の内容について比較表を作成しました。

■各社の旅行積立の比較表

積立サービス積立額積立期間サービス額率 (年利換算)
JTB たびたびバンク毎月払い5,000円/月~12~60ヵ月1.75%
一時払い30,000円~12~60ヵ月
フリープラン定額:5,000円/月~ 随時:3,000円~6~60ヵ月0.80%
日本旅行 ドリームプラン毎月払い3,000円/月~6~60ヵ月1.50~1.75%
一時払い50,000円~6~60ヵ月1.75~2.00%
H.I.S. 貯めチャオ毎月払い3,000円/月~6~60ヵ月1%程度(推定)
一時払い50,000円~6~60ヵ月1.80~2.45%(推定)
ANA 旅行積立プラン毎月払い3,000円/月~12~60ヵ月1年:3% 1年超:2.25%
一時払い 満期額5万円~12~60ヵ月
一時払い(6ヵ月) 満期額5万円~6ヵ月 5%
JAL 旅行積立毎月払い 満期額6.1万円~ (約5,000円/月~)12~60ヵ月1年目:3% 1年以降:2.5%
一時払い 満期額5万円~12~60ヵ月
一時払い(6ヵ月) 満期額5万円~6ヵ月 6%

※各社WEBサイトの情報を元にLHLが作成(2022年3月時点) ※サービス内容は変更となる場合があります。詳細は各社にお問い合わせください。

例えば、JTBの「たびたびバンク」の毎月払いコースは1.75%のサービス額率(年利換算)ですから、毎月1万円を2年(24回)積み立てた場合は、サービス額が4,375円ついて満期額は244,375円になります。 また、一時払いコースで1年後に10万円の旅行券を受け取るには、98,281円預けるとよいということになります(サービス額1,719円)。

2.旅行積立の申し込み方法・積立方法

旅行積立は、旅行会社の店頭やインターネット、郵送などで申し込みます。航空会社の場合は基本、郵送とインターネットの申し込みになるようです。

また積み立て方法は、基本は銀行等の口座自動振替(銀行振り込みですが、ANAはANAのクレジットカード、JALはJALのクレジットカードでも積み立てることができます。

詳しくは、各旅行会社・航空会社にご確認ください。

3.旅行積立を活用するときの3つの注意点

旅行積立を活用するときには注意しなければならないこともあります。以下の3つのことについては、しっかりと理解しておきましょう。

3-1.積立金の利用範囲は限定されている

旅行積立の積立金額にサービス額が上乗せされた満期金額は、旅行券として受け取るかその旅行会社での旅行申し込みに使える購入権(預け入れ金)となるということです。銀行への預貯金などより年利のよいサービスですが、現金として受け取れる訳ではありません。

そして支給された旅行券などは、航空券やJRなどの鉄道の料金かその旅行会社のツアー料金にしか使えません。その点は事前によく理解しておく必要があります。もちろん、その会社で旅行を申し込む予定があればデメリットでもなんでもありません。

また、旅行券には利用期限が定められているものもあり、期限を過ぎると積立金がなくなってしまうこともありますので、自分が利用しようと思っている旅行積立の規約をしっかり把握しておいてください。

3-2.途中解約の場合は元本割れリスクがある

旅行積立は、積立を続けることができなくなったときには途中で解約することができますが、解約した場合も現金ではなく、旅行券や旅行の購入権での返還となります。

例えば、JTBでは途中解約は旅行券ではなく、それまでに支払った分が旅行の購入権として残ります。ちなみに、この購入権の有効期限は10年であり、超えると権利を喪失してしまうことになります。

返還が旅行券の場合は1,000円未満が切り捨てられて、結果的にサービス額が付与されない可能性や元本割れを起こす可能性もあります。

3-3.提供会社が倒産したら積立金は戻らない

さらなるリスクとして、もし積み立てを行っている旅行会社や航空会社が倒産してしまったら、旅行券はおろか積立金が全く戻ってこないということも考えられます。銀行の預金であれば、例え銀行が倒産したとしても預金保護機構によってある程度は保証されますが、旅行積立に関してはそういった救済制度は用意されていないこともぜひ知っておいてください。

積立開始時だけでなく、積立期間中も利用している旅行会社・航空会社の財務状態などをチェックすることが大切です。

4.まとめ:旅行積立を賢く利用しましょう!

旅行積立は、積み立てたお金がサービス額つきで旅行券として返ってくるサービスです。そのサービス額率は、銀行の預金金利よりも高利率で、その他の特典がつくサービスもあります。注意点として提供会社の倒産リスクなど金融機関にはないリスクも存在しますが、信頼性のある会社で、自分の旅行プランに合った旅行積立を選べばかなりお得であり、金額以上の価値をもたらしてくれるでしょう。

定期的に旅行をする人であれば、活用できるケースも多いおすすめのサービスであると思われます。旅行積立を賢く利用して快適な旅を実現してください。

※この記事の情報は2022年3月時点のものです。

敷田 憲司(Webマーケティングコンサルタント)執筆:敷田 憲司(Webマーケティングコンサルタント)
1975年福岡県北九州市生まれ。SEOやPPC広告運用、コンテンツ企画からライティングも行うサッカー大好きなコンサルタント。書籍も多数執筆。金融システムの開発や保険サイトに携わった経験から、保険や金融の有益な情報を届けします

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