適切な医療保険に無駄なく加入するための全知識

大きな病気やけがで手術・入院をしたときに困らないように、医療保険に加入するという人が多いと思います。

しかし、ちょっと待ってください。

  • あなたは、手術や入院でどれくらいのお金がかかるか知っていますか?
  • それは本当に保険なしでは負担できない金額ですか?
  • 本当に医療保険で解決できますか?

もちらん、専門家ではないので、それらすべてをわかっている必要はありません。しかし、よくCMを見るからとか、営業に勧められたから、といった理由で医療保険を選んでしまうと、将来、もらえると思っていた給付金がもらえなかったり、保障が足りなかったりする可能性があります。また、不必要に大きな保険に入って無駄に保険料を支払うことにもなりかねません。

このページでは、あなたがそんな失敗をせず、正しい医療保険やがん保険に加入するために必要な情報を、加入ステップにあわせて紹介しています。

気になる記事を見ただけでも十分に参考になりますので、適切な医療保険を選ぶためにお役立てください。

<Step1>
選ぶ前に、まずは医療保険が本当に必要か考えてみよう

入院したときにどれくらいのお金がかかるのか?
健康保険など公的な制度でどれくらい負担が減るのか?
といった基本的な知識をおさえるところから始めましょう。

また、金融商品として医療保険が合理的かどうかで判断するのも一つの考え方です。

医療費の負担軽減につながる公的制度
検証してわかった!医療保険が不要な人・必要な人

<Step2>
医療保険として、どれくらいの保障が必要かの目安を知ろう

医療保険に加入するときに、保障の大きさの目安となるのが入院給付金の日額です。一般的な医療保険では、この日額を設定することで保険全体の保障が決まってきます。それとともに必要なのが、入院の限度日数です。

入院日額、限度日数は、大きく、そして長くなるほど保障が大きくなり、保険料も高くなります。

<Step3>
適切な保険に入るために必要な保険知識をおさえよう

広義の医療保険の中には、がん保険や3大疾病の保険なども含まれます。また医療保険のなかには女性保険と呼ばれる、女性疾病に手厚い保険もあります。それらの種類を把握して、どれを選ぶか、複数入る場合はどのような優先順位で入るかを適切に判断する必要があります。

特に女性は、女性特有の病気のことも把握しておくとよいでしょう。

<さらなる安心につながる関連知識>
病気・けがや医療保険に関連した知識も知っておこう

例えば、日帰り入院が保障される保険に入っていても、自分が通院したのか日帰り入院したのか区別がつかなければ、給付金をせ休することはできません。また、長期の入院等で仕事ができない場合には、医療保険では給料の保障はできません。そのようなときに、どう対応すればよいのか、あるいは、老後に介護が必要になったときのための備えはどうすればよいのか、医療保険以外の関連情報も幅広く知っていると安心が広がります。

<最後に>
医療保険は、公的保障をベースにプラスの保障が必要なら加入というのが基本

医療保険に加入する際の選び方のステップに応じて、必要な知識を紹介してきました。日本は公的な保障が充実しているため、病院の医療は3割負担ですみますし、月間の自己負担額を限定する高額療養費という制度もあります。また、よく話題となる差額ベッド代も、希望しなければ払わなくてすむのが原則です。

そのため、やみくもに不安がってあせって医療保険に加入するのではなく、現実的にどれくらいの備えが必要なのか、そもそも自分には医療保険が必要なのかをよく考えて入ることが大切です。

ただし、がんについては、がんの進行度や治療方法によっては高額な医療費が長期間かかる可能性もあり、公的な保障だけでは心もとないのも事実です。

これらの現状をよくかんがみて、広い意味での医療保険から自分に合った適切なものを選び加入するようにしましょう。

もし、自分で多くの情報を収集したり、医療保険を選んだりするのが難しそうであれば、保険のプロに相談するのも賢い選択です。保険ショップや訪問型の保険代理店には、ファイナンシャル・プランナーやライフプランナーがいて、幅広い商品の中から、希望にあった商品や保障プランを提案してもらえます。

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